同窓会


怖かった――。


ただこれ以上自分がいじめられるのが恐くて、
自分の事しか考えていなかったんだ。




誰にも相談出来ず、ただ毎日前田君がいじめられるのを黙って見ていた。

いつか終わると思ってた。


二学期にはまたいつもの平穏な日々に戻ると願っていた。



そんな日々が過ぎていき、夏休みも目前に差し掛かった暑い夏の日


―…事件は起こった。



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