同窓会
キッチン下の…床下収納から声がした気がした。
私はごくっと唾を飲み、ゆっくりと扉を上に持ち上げた。
「っ…美加!!」
美加は体を折り曲げられた体勢で狭い空間に入れられていた。
「…今…出してあげるから…」
美加を引きずり、私は何度も体を揺すった。
「美加!美加っ!」
「っ……み……さ…き」
「美加ぁ~」
泣きながら私は美加に抱きつく。
「痛いよぉ…ごめん…心配かけた…」
「何言ってんの……無事で良かった…」
「ありがと…」
「私…すぐに菜穂子の所に行くけど美加はここで休んでて」
「美咲……」
「…大丈夫だよ」
私は立ち上がり、キッチンを出た。