めッッちゃ好き!
●○奈央シチュエーション○●

いきおいよくドアをあけた。
田中がそこにいる…。
ど、どうしよ…なんて言えばいい?

「ご、ごめん…出てくんの遅くて」
『いーよ別に。俺も急でごめん』
「あ、謝りたいことって…?」
『そのまえに言いたいことがある!』

な、な、なんだろ…。
ま、ま、ま、まさか告られるとか…?





『おれ、お前のこと好きだ!』




「…え…」
『好き!』
「うそでしょ?あんなにケンカしてたのに…」
『だからそれを謝る!今まで素直になれなくてごめん』
「…っひっく…」
『!!!な、泣くなよ!てかなんで泣いてんだよ』
「だって…う、うれしくて…」
『え…?じゃぁお前も…』



「田中のこと、ずっと好きだったよ」



いつもケンカしてた。
なかなか素直になれなくて。
悪口ばっかりゆって。
傷つけあってた。

でも…今、お互いに素直になれたんだね…
ホントは好きだったって言えたんだね…

ギュッッッ
「!??」

田中に抱きしめられた。

『ホントにずっと好きだった』
「…あたしもだよ…」

高校生になった春。
中学からの片思いが…
今、両思いになった。
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