桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜
どうせ間に合わないと思ったが、どうも動かずにはいられなかった。
クソッ、間に合わない・・・
そう諦めかけた時だった。
私の隣を素早い速さで何かが通りすぎて行った。
ッ!?
そして、目の前に映る光景に私は目を見張った。
なんと既に深影がさっきの妖鬼を倒していたのだ。
「ふぅ、危機一髪だったな」
「あ、ありがとうございます!!」
「あぁ、気にすんなって」
といつものようにヘラッと笑う深影
私はその様子をただ立ち止まって呆然と見つめていた。
アイツ、なんであんなに足が早いんだ?
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