桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜



「さすが『藍風』と呼ばれる程あるわね。」


「あいかぜ?」


いつの間にか隣にいた音祢に尋ねてみた。



「深影の二つ名よ。深影はあぁ見えてとてつもない俊足の持ち主で、その速さはまるで風のよう。だから深影の髪の色をかけて『藍風』と呼ばれるようになったの」


「そう、なのか」



あんなヘラヘラした奴がそんな二つ名が・・・





なんか、腹立つ。



.
< 121 / 151 >

この作品をシェア

pagetop