桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜

「うぅ……ん…」


心地いい温かさと重みを感じ、私は重たい瞼を上げた。


まず、目の前に飛び込んできたのは、見慣れない木目のある天井。



──ここは、どこだ!?



この状況に内心、かなり動揺している私。



落ち着け。
まずは何があったか思い出そう。


私は天井を見つめながら、記憶を辿る。


そうだ!!確か、急に気味の悪い化け物が現れて、それを藍色の髪の青年が私を救ってくれて、その後意識を失ったんだ……




──で、結局ここはどこなんだ？



私はこんなどこなのか分からない所でじっとしていられないと思い、布団から出ようと体を起こそうとした。




その時……





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