それでも、すき。
Ⅰ■kiss、キス、すき
kiss、キス、きす。
降り注ぐキスの雨は
粉雪のように優しいモノなんかじゃなくて
ただ、全てを奪い尽くすような
深い深いキス。
邪魔なモノは捨てて
瞼を閉じて
腕を首に絡めれば
二人は簡単に、堕ちてゆく。
でも、そこに気持ちなんてモノは存在しなくて。
唯一、確かな事は
繋がっているのはカラダだけ。
ココロは、いつまでたっても繋げない。
温もりは嘘じゃないのに。
絡み合う視線は、お互いしか見えてないはずなのに。
kiss、キス、すき。
ココロは、ずっとハナレバナレ。
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