帰ってくれ!メテオマン
落第生、地球へ。
教室の中で初老の教師が書類を見ながら二者面談を行っている。
「…それでお前は就職希望なんだな?」
「はい!いつまでも親のスネをかじりたく無いですからね!」
「そうか…なら、お前にいい就職口があるぞ…」
「えっ!俺を宇宙防衛軍とかがスカウトしてくれるんすか!?」
「いや…地球だ…」
初老の教師は書類を見ながらモゾモゾ言った。
「よく聞こえ無かったんですが先生? まさか冗談じゃないっすよね?」
「冗談も糞もへちまもあるかボケ! 文句があるんだったらこの成績を見やがれメテオマン!」
初老の教師は書類をメテオマンの前に突き出した。
「あら~見事なまでに赤点ばっかりです~。」
「語尾を伸ばして喋るんじゃねぇぶっ殺すぞ小僧! いいか!貴様の成績で卒業できるだけありがたいと思えよ!」
初老の教師は机を目から出した光線で消滅させながら激昂した。
「でも、何が悲しくて太陽系の惑星担当なんかにならにゃあイカンのですか!?」
「いいじゃないかメテオマン。 ほれ、これが地球の求人案内だ。」
初老の教師は地球のパンフレットをメテオマンに手渡した。