帰ってくれ!メテオマン
電子頭脳とオセロを。
1つの小型宇宙船が尻から炎をあげている。


漆黒の宇宙を飛ぶその姿はホタルの光のように儚げで少し目を離したら見失ってしまいそうなくらい小さなものだった。

その中に乗っているのは紛れもないメテオマン。


メテオマンが画面に向かってなじった。


「デスガ、ワタシニ手加減トカ八百長ミタイナ機能ハアリマセンヨ…」


「ふざけんな! 機械の分際でヒーローに逆らってんじゃねぇよポンコツ! 無理とか言ってないで言うこと聞けや!」


「ソウ…言ワレマシテモ… 厨房ノレベルニ合ワセタゲームナンナンテ実現不可能デスヨ。」


「うっせぇ!人のことを厨房とか言いやがって! 差別だぞそれは! お前基本的人権を無視してんじゃねーよ!」


「アノ…基本的人権ノ用法ガ違ウヨウナ気ガスルンデスガ…」


「黙れ糞! もう、お前なんかと話してやんねーよタコ!」

メテオマンはプリプリ怒りながらオセロゲームを終了した。
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