マジ恋
「そう」
「うん、あとね嫌だって言ったらそのうち別れることになる…って」
その言葉を聞くなり、顔を歪ませる美波。
「あの美少年なにかんがえてんだか…」
はぁ、とため息をつくとなにかを考えるように椅子に深く座った。
友梨ちゃんは、今にも話したくて仕方ないという顔であたしの方を見た。
その姿がかわいくって
「ふふ、友梨ちゃんなに?」
「きっと、さっきの美少年友梨ちゃんが好きなんだよっ!だから別れろなんて言うんだよ〜」
シャイだなぁ、何て言って友梨ちゃんは笑った。