マジ恋
謎の美少年が現れてから、1ヶ月が経とうとしている。
あれから、美少年は現れないし
栗城とも前みたいに戻っていた。
「じゃあな!友梨!美波!…行くぞ、華」
「友梨ちゃん、美波また明日ね〜」
2人に見送られいつものように栗城と帰っていた。
「あ〜今日も授業だりぃし。華いなかったら学校とか来てねぇし」
なんて、嬉しいこと言ってくれる栗城を横目に照れ隠しするように
「はいはい、ちゃんと授業聞かなきゃ!」
なんて説教染みたことを言う。
栗城はそんなあたしのほっぺをつんつんすると
「釣れねぇな…華。口説いてるつもりなのにな〜」
と言って肩をぐいと抱き寄せられた。