マジ恋
「華、マネージャーしてくれないかな?」
「えっ?!」
休み明け、篠田先輩に呼び出されたと思いルンルンで向かった待ち合わせ場所の中庭。
先輩からの第一声は、それだった。
でも、マネージャーって…いまいち状況がわからないんですけど…?
「あのね、俺バスケ部のキャプテンやってるんだけどね…この間マネージャーさん辞めちゃって困ってるんだよね」
そう言って、困ったように眉を下げる先輩。
そして、
「お願い!!」
なんて、手を合わせてお願いまでされちゃうと
「喜んで!」
と言うしかありませんよね?
だって、篠田先輩だよ?
こんなカッコいい人のお願い…しかも彼氏だし。
断れないよ…
それに、あたしが了承したのを「ありがとう」ってなんとも言えない笑顔で喜んでくれて
なんか、どうにでもなれ!って感じ。
だって、先輩カッコ良すぎなんだもん。
鼻血出ちゃいそーだったし。