マジ恋


まー、そこまでは良いとしよう。


早速、部活に行ったあたしが見た光景。


それは…



栗城絢都がバスケをしているとこだった。



栗城絢都ってバスケ部だったの?



やだ…


そう思ったけど、今さら断れるはずもなくあたしは、先輩に苦笑いしてみせた。


すると、先輩はなにか勘違いしたみたいで


「大丈夫、みんないい奴らばっかだしさ、すぐに馴染めるよ」


と、言って早速自己紹介しようかって話になっちゃって…


今、バスケ部の皆さんにあたし囲まれちゃってます…


もちろん、そこに栗城絢都もいるわけで


栗城絢都は、あたしを何故か睨んでるんですけどー

意味わかんないよー


「こちら、桐島華ちゃん!今日からマネやってくれることになったから…みんなよろしくな」


そう言って軽く紹介してくれた先輩。


あたしも軽く会釈して


「よろしくお願いいたします…」


小さな声で言った。


すると、一斉にみんな盛り上がって


「カワイー!!一年?」


「俺の彼女にならね?」



などなど、一気に押し迫られあたしはパニック…


結局、先輩が助けてくれた。


しかも



「こいつ、俺のだから」


だってー///


うふふ、ちょっと浮かれちゃうな…




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