マジ恋
好きな人
−栗城絢都SIDE−
俺にはスキナヒトがいる。
それは、桐島 華。
同じ学校の同じ学年の同じクラスという運命的な偶然。
スキナヤツが同じクラスにいるなんて偶然のようで奇跡だ。
高校でもモテた俺。
このルックスだからな。
女には不自由しなかった。
でも、こんな俺を悩ませる桐島華。
俺は、会ったときから好きなのに
時間がたてばたつほど、好きになってゆくっつーのに…
桐島華は、俺のことがキライみたいだ。
そんな桐島華と出会ったのは高校入学の登校中だった。
…――――――――
―――――――――――――――――
ぶかと腰パンしている制服のズボンのポケットに手を突っ込みダルそうに歩く俺。
もう、遅刻寸前だというのにノロノロと歩いていた。
そして、事件は起こった。
そんな俺に女の子の叫ぶ声がしたのだ。
「退けてくださーい!!」
その声に俺は、振り返る。
すると、自転車に乗った女の子がもうスピードで俺に向かって坂を滑り落ちている。
俺が、振り返って理解したときに遅く。
彼女と俺は、ぶつかった。
「いってぇー」
俺は、地面に倒れ込む。
彼女は、あの衝撃にも関わらず「大丈夫ですか?」と駆け寄ってきた。
彼女は、無傷だった。
でも、俺は足をくじって膝からは血が出ていた。
ま、こんだけで済んだと思えば軽い怪我だ。
でも、彼女は「大変!」そう言って真っ白のハンカチを出すと俺の足の血を拭き取り絆創膏を張った。
俺は、その素早さに見とれていると彼女は「立てますか?」と聞いてきた。
俺にはスキナヒトがいる。
それは、桐島 華。
同じ学校の同じ学年の同じクラスという運命的な偶然。
スキナヤツが同じクラスにいるなんて偶然のようで奇跡だ。
高校でもモテた俺。
このルックスだからな。
女には不自由しなかった。
でも、こんな俺を悩ませる桐島華。
俺は、会ったときから好きなのに
時間がたてばたつほど、好きになってゆくっつーのに…
桐島華は、俺のことがキライみたいだ。
そんな桐島華と出会ったのは高校入学の登校中だった。
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ぶかと腰パンしている制服のズボンのポケットに手を突っ込みダルそうに歩く俺。
もう、遅刻寸前だというのにノロノロと歩いていた。
そして、事件は起こった。
そんな俺に女の子の叫ぶ声がしたのだ。
「退けてくださーい!!」
その声に俺は、振り返る。
すると、自転車に乗った女の子がもうスピードで俺に向かって坂を滑り落ちている。
俺が、振り返って理解したときに遅く。
彼女と俺は、ぶつかった。
「いってぇー」
俺は、地面に倒れ込む。
彼女は、あの衝撃にも関わらず「大丈夫ですか?」と駆け寄ってきた。
彼女は、無傷だった。
でも、俺は足をくじって膝からは血が出ていた。
ま、こんだけで済んだと思えば軽い怪我だ。
でも、彼女は「大変!」そう言って真っ白のハンカチを出すと俺の足の血を拭き取り絆創膏を張った。
俺は、その素早さに見とれていると彼女は「立てますか?」と聞いてきた。