マジ恋
あたしは、その日の放課後先輩に自分の気持ちを伝えた。
でも、部活はそのまま続けることにした。
一度引き受けたんだもん、途中で放棄なんてよくない。
それに、先輩が嫌いになったわけじゃないんだもの。
気まずくなる必要もない。
「…そっか」
あたしの話を黙って聞いてくれた先輩。
そして、優しく言ってくれた。
「華らしいな」
って
そして、
「俺はずっとすきだから…待ってるから」
って
正直、嬉しかった。
でも、あたしはもう歩き出したの。
もう、後戻りなんて出来ない…
もう、甘えてちゃダメなんだ。