リベリティーファミリー
「うん。もう3年生だからね。一人で起きるんだ」
4月から透は小学3年生になります。小さな決意でも弟に
芽生えたものに夜昂は嬉しさを覚えました。
「おはようございます」
ダイニングに入って来たのは、三男の朝想です。朝想はコーヒーメーカーからコーヒーを入れると席に着いて新聞を広げました。
「おはよう。朝想、ジャムとマーガリン」
「子供らしくねぇよ。黙ってテレビ欄から読め」
次男の夏昼(なひる)が弟を見てため息を吐きました。
「意味はわかりませんよ。来週、漢字検定があるので訓練です」
「そう」
「夏昼、納豆と卵どっちが良い?」
兄の問いに夏昼は
「アニキ、おはよ〜。納豆に卵入れて」
「わかった。夏昼、トースト焼けたから、配ってくれ」
「はいはい」
直ぐ下の夏昼は、きつめの印象を受けますが、兄の言うことを素直に聞いてしまう性分なのです。
「ほら。透」
まだ小学生の透と文系部活の朝想はトースト。運動部の夜昂と夏昼は白米を食べるのが遠坂家の朝のスタイルです。
4月から透は小学3年生になります。小さな決意でも弟に
芽生えたものに夜昂は嬉しさを覚えました。
「おはようございます」
ダイニングに入って来たのは、三男の朝想です。朝想はコーヒーメーカーからコーヒーを入れると席に着いて新聞を広げました。
「おはよう。朝想、ジャムとマーガリン」
「子供らしくねぇよ。黙ってテレビ欄から読め」
次男の夏昼(なひる)が弟を見てため息を吐きました。
「意味はわかりませんよ。来週、漢字検定があるので訓練です」
「そう」
「夏昼、納豆と卵どっちが良い?」
兄の問いに夏昼は
「アニキ、おはよ〜。納豆に卵入れて」
「わかった。夏昼、トースト焼けたから、配ってくれ」
「はいはい」
直ぐ下の夏昼は、きつめの印象を受けますが、兄の言うことを素直に聞いてしまう性分なのです。
「ほら。透」
まだ小学生の透と文系部活の朝想はトースト。運動部の夜昂と夏昼は白米を食べるのが遠坂家の朝のスタイルです。