リベリティーファミリー
「さぁ、どっからでもかかって来い」

「かかって来いって言われても」

「行けるか!」

夏昼が声をあげました。それもそのはず、かかって来いと言った夜昴は、幼い弟二人の後ろにたって弟たちを挑発しているからです。
「それは、いただけないですよ。夜昴兄さん」

朝想も流石に非難しました。

兄はまだしも、小さな弟たちに枕を投げ付けるのは、躊躇われます。

「夜兄ちゃん、食らえ」

透は躊躇うことなく夜昴に投げ付けました。

「あっ」
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