リベリティーファミリー
「兄貴がその気ならもう手加減なんてしないからな。覚悟しろ」
「その言葉、そのままオレのドライブボレーで打ち返してやるぜ」
「その言葉をさらにオレのドライブシュートで蹴り返してやる」
「さらにさらにオレのスマッシュで決めてやる」
同じことを言い合う二人を朝想が止めました。
「二人ともしつこいです。では、夜昂兄さんVS夏昼兄さん、無制限一本勝負、初めて下さい」
いつの間にか、それぞれのチームの代表の格闘技戦になってしまった。根っからのパワープレイヤーの夏昼に対して、柔軟な身体と思考でパワーをいなす、カウンターパンチャーの夜昂、お互いのことを知り尽くしているため勝負はなかなかつきません。
「そう兄ちゃんまだ~?眠い~」
透は目を擦りながら朝想の袖を引きました。
「もう少しだと思うよ」
朝想の膝の上では、勇詩と理生は既に寝息を立てています。
「夜昂お兄ちゃん頑張ってー。夏昼お兄ちゃんも負けるなー」
月乃花だけが一生懸命応援しています。月乃花の隣の陽花利は、眠くなってきたのかウトウトしながらも二人の試合を見ています。
「二人ともそろそろ雌雄を決して欲しいんですけど」
「うるせぇ、こっちは男のプライドが架かってんだよ」
夏昼は夜昂と組合ったまま、朝想に向かって怒鳴りました。
「夜昂兄さんに構ってもらいたいだけのくせに」
ボソっと呟いた朝想の言葉を夏昼は聞き逃しませんでした。
「朝想!!てめぇ」
朝想に気を取られた隙を夜昂は見逃しませんでした。袖と肩口を掴むと、夜昂は夏昼の懐に入り込み、背中で一気に夏昼を持ち上げ、布団の上にたたきつけました。
「その言葉、そのままオレのドライブボレーで打ち返してやるぜ」
「その言葉をさらにオレのドライブシュートで蹴り返してやる」
「さらにさらにオレのスマッシュで決めてやる」
同じことを言い合う二人を朝想が止めました。
「二人ともしつこいです。では、夜昂兄さんVS夏昼兄さん、無制限一本勝負、初めて下さい」
いつの間にか、それぞれのチームの代表の格闘技戦になってしまった。根っからのパワープレイヤーの夏昼に対して、柔軟な身体と思考でパワーをいなす、カウンターパンチャーの夜昂、お互いのことを知り尽くしているため勝負はなかなかつきません。
「そう兄ちゃんまだ~?眠い~」
透は目を擦りながら朝想の袖を引きました。
「もう少しだと思うよ」
朝想の膝の上では、勇詩と理生は既に寝息を立てています。
「夜昂お兄ちゃん頑張ってー。夏昼お兄ちゃんも負けるなー」
月乃花だけが一生懸命応援しています。月乃花の隣の陽花利は、眠くなってきたのかウトウトしながらも二人の試合を見ています。
「二人ともそろそろ雌雄を決して欲しいんですけど」
「うるせぇ、こっちは男のプライドが架かってんだよ」
夏昼は夜昂と組合ったまま、朝想に向かって怒鳴りました。
「夜昂兄さんに構ってもらいたいだけのくせに」
ボソっと呟いた朝想の言葉を夏昼は聞き逃しませんでした。
「朝想!!てめぇ」
朝想に気を取られた隙を夜昂は見逃しませんでした。袖と肩口を掴むと、夜昂は夏昼の懐に入り込み、背中で一気に夏昼を持ち上げ、布団の上にたたきつけました。