リベリティーファミリー
「とにかく、今日からオレたちが中心になってちびっこ達を育ていかにゃならん。しっかりしてくれよ。頼りにしてるからな」
「兄貴」
兄が頼っていると言ってくれた事実は、隣のクラスの女子に告白された時よりドキドキした。
「衆道ってだけでも悍ましいのに兄弟でなんて嘆かわしいですよ」
ぽやんとしている夏昼の後ろに朝想がいつの間にか控えていて囁かれた。
「朝想!何なんだよお前は」
「別に。ブラコンの兄に嘆いてるだけです」
「ブラコンの何が悪い!兄貴を敬って奉って何が悪い」
開き直った兄に朝想はため息をついた。
夜昂は弟たちをほほえましげに見つめているだけだった。
「兄貴」
兄が頼っていると言ってくれた事実は、隣のクラスの女子に告白された時よりドキドキした。
「衆道ってだけでも悍ましいのに兄弟でなんて嘆かわしいですよ」
ぽやんとしている夏昼の後ろに朝想がいつの間にか控えていて囁かれた。
「朝想!何なんだよお前は」
「別に。ブラコンの兄に嘆いてるだけです」
「ブラコンの何が悪い!兄貴を敬って奉って何が悪い」
開き直った兄に朝想はため息をついた。
夜昂は弟たちをほほえましげに見つめているだけだった。