★暴走族の紅一点★
またも、その男から
話しかけられた....
「まてよ」
ついに.....
姫華は限界がきた
(姫華は短気です)
「もうっ
なんですか!?
さっきからぐちぐちと!!
言いたい事あるんなら
さっさと言って下さい!!
私急いでるんです!!!
男ならシャキッと
言って下さい!!!!!」
ぜえ....ぜえ
「................」
男は目を見開いて
ビックリした顔してた
当たり前だ
初対面の人に
怒鳴る人はいない...
姫華は完璧に
レディースの娘だと
判断された
2人の間に張り詰めた
空気が流れる中
ぷっ!とその場に
似合わない声が
聞こえたのだった
「クククっ....
お前...面白いな...
それに...いい度胸してる」
その男は急に
笑い出したのだ...
その時初めて男の顔を
しっかり見た...
返り血を顔ところどころに
付けた男はこの世にいう
美少年だった....