ちょいとしたドロドロ物語
そして迎えたオープン当日


俺と龍は仕事が終わってから行くことにした


彼女には友達の彼女だからと言って、何とか飲みに行くのを許してもらい


龍を待って1人でブラブラしていると


ミキちゃんからメールがきた


「久しぶり!今日ミホさんのとこに行くんでしょ?ミキもいるよ☆」


不信に思ったあの日以来連絡してなかったミキちゃんからのメールに、更に気持ちが高まる


やっと龍の仕事が終わり、足早に店へと向かう


カランカラン


「いらっしゃいませ」


ん~この感じは久しぶりだ

たまらない笑


店はテーブル席が5つに、カウンターと、わりと広めの店内に

オープンということもあってかテーブルは既に満席だ


しょうがなくカウンターに腰かけ、とりあえずビールを頼み龍と乾杯する


店の女の子たちは忙しそうにあたふたしながらも、俺らがミホのプライベートな知り合いと知ってか、みんなが挨拶しにくる

が、ミキちゃんの姿がどこにも見当たらない


源氏名を使っていても、俺には普通いうはずなのに


それとも俺だと気づいていないのか
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