モノクロワールド
私の入学した牧野枝高校(マキノエコウコウ)は美術に強い学校で


10年に1人


の才能と言われた私は特待生として入学した。


でも


色の判別が分からなくなった今


意味は無くなった。


学校はガッカリしていて


お母さんは泣いてた。


私がこの学校にいる


意味はない。


だから


なるべく目立たない様に


静かに


3年間過ごす事にした。


白と黒で表された本


モノクロの世界に


「私」




閉じ込めた
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