地図にもない場所へ
第二章バイト
【龍】悩…
龍vision
「その麻莉沙ってあの子か?」
ぶー!!
俺は飲んでいたミルクティーを店長の顔にモロ吹き出しちまった…
「うわっ!ばっか!!きたねぇなぁ!!!」
「…わり…」
「…チャンス到来!」
小声で哲哉がからかう
駄目だ…やっぱり俺、熱でもあるのかも…
「まりーっ!ここ!店長優しい人だからすぐおkしてくれるよ!」
誰だあいつ…
「おー!摩紀じゃん!俺になんの用だぁ?」
「…店長、知り合い?」
俺は鈴木の存在を忘れようと必死で目を反らす
「ああ、お前と同じような感じだな!何回か俺の店に来て話してる」
「ふーん…」
俺は視線を飲みかけのミルクティーに落した
「あ、は、初めまして!鈴木麻莉沙ていいます!」
やべ、なんかもう何がなんだか分からなくなってきたわ
俺が必死に視線を落としていると隣りから妙な気配を感じた