地図にもない場所へ



どれほど走ったか覚えてない







帰り道もよくわからない









いま何時だろ…




ふと時計を見ると夜の9時を差していた










「まじかよ…」









気付いたらもう半日は探しまわってた










夏の始まりのこの季節でも






9時ともなるとさすがに暗い








しかもここ…結構山奥じゃん










帰り道もよくわからず途方にくれていると







どこからか鳴き声が聞こえてきた











「………ま……まさかな…………」





幽霊とかだったらまじ泣くぞ






って思いながらも鳴き声の方へと足を運んだ




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