地図にもない場所へ


「ちょっとまり~!私がまりから離れると思う~?」








摩紀ちゃんは3人の中でも一番の友達…










私の事親友って思ってくれてる









だからまだ安心できるんだけど…







――――…







久し振りの休日。







私達は街中に遊びに来ていた









すっごく楽しかったんだけど…









帰り道…思いだしちゃった









「おい!あいつまた一人で本なんか読んでるぜ?」







「うっわ!本当だ!友達いねぇんじゃねぇの?さっみしぃー!」









小学生の男子達がベンチに座って本を読んでる一人の女の子を指差して笑ってた…









自然に私は








中学生の頃の







私を








その子に重ねてた…




< 28 / 34 >

この作品をシェア

pagetop