地図にもない場所へ
「こらぁ!そこの餓鬼!やめないとぶん殴るぞぉ!」
摩紀ちゃんが私の異変に気付いて止めに入った…
「うわやっべぇ!逃げるぞ!」
ごめんね摩紀ちゃん…
やっぱり私…無理なのかなあ…
怖いよ…独りになりたくない…
摩紀ちゃんが戻ってくる時にはもう走り出していた…
その場から…昔の自分から逃げたくて
「ちょっと!まりどこいくの?」
ごめんね…
摩紀ちゃんなら
昔の自分の事…
全部話せると思ってたけど…
やっぱり怖い…
私は…泣きながら心の中で摩紀ちゃんに謝った…
親友って思ってくれてたのに…
最初の友達だったのに…