恋人は専属執事様Ⅱ
ケータイのアラームで目が覚めた。
アラームを止めようとして、異変に気付く。
…何で宝井さんが私に抱き付いて眠っているの?
でもそれは一瞬のことで、私は直ぐに夕べの出来事を思い出した。
そっと腕を伸ばしアラームを止めて時間を確認する。
まだ朝ご飯まで時間があるから、シャワーを借りて浴びようかな?
宝井さんを起こさないように起きて、私はシャワーを浴びた。
バスローブを羽織り、ドライヤーで髪を乾かそうと洗面台へ向かった時…
勢い良くドアが開き、宝井さんが肩で息をしながら立ってた。
「いた…良かった……」
安堵の息を洩らした宝井さんに抱き締められる。
宝井さんの体が小さく震えている。
私はそっと宝井さんの背中に両腕を回し、優しく背中を撫でながら
「どこにも行かないですよ」
と宝井さんを宥めた。
いつもは俺様な宝井さんが何だか可愛くて、私の母性本能を擽った。
「今日はずっと宝井さんの傍にいますから、安心してくださいね」
藤臣さんに連絡して、宝井さんの部屋に2人分の朝ご飯を運んでもらった。
宝井さんはずっと私にべったりで、眠る時も私の膝を枕に腰に腕を回し離さない。
少しでも私が離れると私の名前を呼んで探し、見つけると抱き付いて離れなかった。
トイレの時は流石に困ったけど、それ以外は沢山甘えてもらおうと思った。
夕べからずっと2人切りで過ごしたからか、夜にはすっかり落ち着いた。
俺様が復活し、可愛くなくなってしまった。
「淑乃、一緒に風呂に入るぞ」
「は?お風呂くらい1人で入ってくださいよ!」
「今日はずっと俺の傍にいるって言っただろ」
「もう元気じゃないですか!」
「照れるなよ。同じベッドで一晩過ごした仲だろ?」
「もう自分の部屋に戻りますからね!」
私が頬を紅潮させて怒ると、宝井さんはスッと私の耳元に唇を近づけ
「昨日は淑乃からキスしたのに?」
としっとりと濡れた甘い声で囁いた。
私が恥ずかしくて真っ赤になったことを確認すると
「丸1日淑乃を独占したから今日は許してやる」
と言って、私の頬に軽くキスをした。
私が呆れた顔をすると、宝井さんはギュッと私を抱き締め
「礼なんて言ったことないからな…付き合わせて悪かったけど感謝してる」
と言って、私を部屋の外に押し出した。
アラームを止めようとして、異変に気付く。
…何で宝井さんが私に抱き付いて眠っているの?
でもそれは一瞬のことで、私は直ぐに夕べの出来事を思い出した。
そっと腕を伸ばしアラームを止めて時間を確認する。
まだ朝ご飯まで時間があるから、シャワーを借りて浴びようかな?
宝井さんを起こさないように起きて、私はシャワーを浴びた。
バスローブを羽織り、ドライヤーで髪を乾かそうと洗面台へ向かった時…
勢い良くドアが開き、宝井さんが肩で息をしながら立ってた。
「いた…良かった……」
安堵の息を洩らした宝井さんに抱き締められる。
宝井さんの体が小さく震えている。
私はそっと宝井さんの背中に両腕を回し、優しく背中を撫でながら
「どこにも行かないですよ」
と宝井さんを宥めた。
いつもは俺様な宝井さんが何だか可愛くて、私の母性本能を擽った。
「今日はずっと宝井さんの傍にいますから、安心してくださいね」
藤臣さんに連絡して、宝井さんの部屋に2人分の朝ご飯を運んでもらった。
宝井さんはずっと私にべったりで、眠る時も私の膝を枕に腰に腕を回し離さない。
少しでも私が離れると私の名前を呼んで探し、見つけると抱き付いて離れなかった。
トイレの時は流石に困ったけど、それ以外は沢山甘えてもらおうと思った。
夕べからずっと2人切りで過ごしたからか、夜にはすっかり落ち着いた。
俺様が復活し、可愛くなくなってしまった。
「淑乃、一緒に風呂に入るぞ」
「は?お風呂くらい1人で入ってくださいよ!」
「今日はずっと俺の傍にいるって言っただろ」
「もう元気じゃないですか!」
「照れるなよ。同じベッドで一晩過ごした仲だろ?」
「もう自分の部屋に戻りますからね!」
私が頬を紅潮させて怒ると、宝井さんはスッと私の耳元に唇を近づけ
「昨日は淑乃からキスしたのに?」
としっとりと濡れた甘い声で囁いた。
私が恥ずかしくて真っ赤になったことを確認すると
「丸1日淑乃を独占したから今日は許してやる」
と言って、私の頬に軽くキスをした。
私が呆れた顔をすると、宝井さんはギュッと私を抱き締め
「礼なんて言ったことないからな…付き合わせて悪かったけど感謝してる」
と言って、私を部屋の外に押し出した。