ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
マンションの駐車場に着き、エンジンを止めた。

苦し気に眠っている桐島を起こさないように車を降りる。

こんなになるまで疲れが溜まっていたなんて…。考えれば桐島が疲れるのも当然だ。毎日文化祭の準備に追われ、対策勉強の日は遅くまで俺が離さなかった。

……俺の責任だ。気付いていたはずなのに、近くに、そばにいたいからと、見ないフリをしていたのかもしれない。
桐島が弱音を吐かないことをいいことに……。



助手席のドアを優しく開けた。

「ごめんな…」

眠る桐島の頬を撫でる。白く柔らかな頬は、今は熱を持ち赤く色づき始めている。


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