ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
頭を撫でながら桐島を見つめていた。


熱のせいでほんのり赤く色付いた頬、涙でうるうると潤んだ瞳、そして、乱れた呼吸……。


……何というか、ヤバいくらい色っぽい。
思わず……想像してしまう。

色気を漂わせるその姿に心臓がバクバクと鳴り響き、先程抑えた邪念が再びむくむくと沸き起こる。

やめろ銀次、相手は病人だ。苦しんでる姿に欲情するなんて最低じゃねぇか!

頭をブンブンと振り、なるべく桐島の目を見ないで言った。


「着替え置いとくから。制服のままだとまずいだろ」

ちゃんと着替えて寝ろよ、と最後に声をかけて寝室を出た。


< 113 / 479 >

この作品をシェア

pagetop