ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
「俺が作ったんだから、マジでうめぇぞ」

サイドテーブルにお粥を置き、一口分をレンゲに掬う。


もちろん、食べさせるつもりだ。
桐島に嫌がられることは百も承知だが、これも譲りたくない。
というか、個人的にやりたくてしょうがない。


「ほら、食べさせてやる」

ふーっとお粥を冷まし、桐島の口元に運ぶ。
さすがに、あーん、とはこっ恥ずかしくて言えない。




しかし、桐島はジーッとお粥を見たまま動かない。

……まぁ、予想通りだ。

何も言わない桐島に、ほら、ともう一度促す。

相変わらず目の前のお粥を見つめたままだった桐島が、ゆっくりと目線をこちらに向けた。

お?何か文句でも言うのか?でも譲らねぇぞ。

その視線に少し構えていると、再びお粥に視線を戻した。





―――――――パクっ。



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