ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
うわ……。た、食べてくれた…。


まさかこんなにすぐ食べてくれるとは思わず、驚きで思わず固まってしまう。


桐島はモグモグと数回噛んだあと、コクンと飲み込んだ。そして、ジッと俺の顔を見ている。



うわわわわっ!!

マズい!これは照れる…!いざ食べてくれると、想像以上に心臓がやられる。


「ま、ま、まだ、食う?」

若干パニックなりながら問うと、桐島はコクリと頷く。


ええっ!?まだ食うのかっ!?
そ、そりゃそうだよな…。まだ一口しか食ってない…。

落ち着け…落ち着け…と念じながら、もう一口分掬って、桐島の口元にそーっと運ぶ。
…不覚にも手が震えてしまう。


こうして俺が誰かにご飯を食べさせてあげるのも人生初。自分で望んだことなのに、恥ずかしくてたまらない。


恥ずかしがる桐島に大人の余裕を見せる俺、という図を想像していたのに、何とも情けない有り様になってしまった。


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