ダイスキ熱愛先生！～溺愛教師の不純!?な個人授業～

ちょっ…！ちょっと待ってくれ!!

告白!?何で!?どうしてそんなことになってんだよ!!


「ま、待て！……もしかして、見込みがあるってことなのか？」


恐る恐るといった感じで聞いた。清川の決意にかなり焦っている。


「いや？見込みなんて、全然ない」

こっちが驚くほどあっけらかんとした表情で清川は語る。

「でもさ、動かなきゃ始まらないし…。ダメかもしれないけど、…いや、たぶんダメだけど…。ここから何か始まるかも知れねぇし？」


「清川…」


今までずっとただのアホだと思っていたが、初めてコイツのことを、すごい、と感じた。

俺には絶対マネできない…。

フラれること、今の関係が壊れること、いろいろ悪いことを考えて恐れてしまう。

何も気にせずぶつかって行ける前向きな清川が素直に羨ましい。



「そっか…。…で？いつ告白するんだ？」


頑張れ、なんて言う気は全くないが、俺には止める権利なんてない。


「タイミングが合えば、すぐにでも」

今日も狙ってたのになー、と清川はニカッと笑う。


「そっか…。…よし！ぶつかってフラれて来い！しょうがねぇからなぐさめてやるよ」

「まだフラれるって決まったわけじゃねぇ!!」


相変わらずひでぇな銀ちゃん、とブスッと不満そうな顔をする清川に笑った。