ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
あの決意を聞いた日から数日が過ぎた。

清川からは何の報告もないし、桐島も普段と何ら変わりはない。
清川に問い詰めるタイミングもないし、まさか桐島に聞くわけにもいかないし。

……まだ告白してないのだろうか?


この数日間、そればかり考えていた。

万が一、桐島がOKを出したら、俺はどうなってしまうのだろうか…。
そうなれば、2人がいる教室には入れない…。教師、マジで続けらんねぇよ…。


ハァ…、とため息を吐きながら廊下を歩いていると、偶然にも、前からサッカー部の仲間と一緒に歩いてくる清川を見つけた。


……今だ!

すれ違う瞬間、仲間の1人と談笑している清川の腕をすかさずガシッと掴まえる。


「ぅわっ!…え?銀ちゃん!?何!?」


驚いている清川を近くの空き教室に引きずり込んだ。

「清川ー?先行ってるぞー」

突然拉致された友人を気にする様子もなく、後ろから仲間たちの非情な声が聞こえていた。


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