ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
結局一晩中眠れず、朝を迎えた。

1日寝ないくらいどうってことないが、何せ心のダメージがかなりデカい。

はぁ…とため息が出る。

何で、恋なんかしたんだろうか…。今まで通り、適当に遊べたらそれでよかったのに…。


「俺も間接的にフラれたってことか…」


これじゃ清川と何も変わんねぇな…。いや、清川以下だ。告白もできずにうじうじ悩んで…。


はぁ…こんな日でも、教壇に立って授業をしなければならない…。

フラつく身体で学校に向かった。





「銀ちゃ〜ん!」
「銀ちゃんおはよー!」


「……おー…」


明らかにテンションが低い俺に、皆何事かと振り返る。


「銀ちゃんどしたのっ!?今日元気なくない!?」


女子生徒の心配する声に、んなことねぇよ、と返事をする。
生徒に心配される教師なんて…終わってんな、俺。

この学校に来てから、浮き沈みがかなり激しくなった。その原因はどれも桐島だ…。

教師なんて淡々とこなすはずだったのに…。はぁ…。


辛気臭い顔で職員室に入ると、「あらあら…」と大場先生が俺の顔を見て呟いていた。


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