ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~

彼女の涙

その後、どのクラスの授業でもしつこいくらい俺の話題で持ちきりだった。

どんだけ暇なんだコイツらは…と思いつつ最初は、違う!と必死で否定していたが、だんだん面倒になってきたのでもう好きに言わせておいた。

どうせ今は何を言っても聞く気もねぇだろうし。

それに、今の俺はこんなことで頭を悩ませている場合じゃない。

明日の桐島との食事で頭が一杯だ。



放課後、対策勉強のため生徒指導室でそわそわと桐島を待つ。



――――ガチャ…


来た…。


「よお!桐島!」


俯きながら入ってきた桐島は、俺の声に少しだけ驚いたようで、一瞬足を止めた。


「…先生…今日は、早いですね…」


そう小さく呟きながら俺の前に座る。


「ああ。急いで来たんだ」

―――桐島に、会いたくて。


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