ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~

銀次、大荒れ

一体何が起こったのか…。

しばらく理解できないでいる。いや、理解したくない自分がいる…。



どうして……。桐島…泣いていた……?



「なんでだよ……っ!!」



このやるせない思いをぶつける矛先には何もなく、1人残された教室で声を荒げた。





突然変わった桐島の態度……いや、突然でもない…か…。

思い返せば、ここ最近、俺に対して少し警戒していたのが分かる。俺が近づこうとする度、桐島はいつも戸惑いの表情を見せていた。

それに気付いていたのに、自分の思いのままに行動してきた。桐島を追い詰めていたとは知りもせず。




そして今日……桐島は、やめろ、と言った。

迷惑そうに、……涙を流しながら。




「泣くほど嫌だったのかよ……」

もう、ため息すら出てこない。





俺は、桐島に拒絶された――――。


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