ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
「………わざわざ振られになんて…行きたくない…」

沙織の言葉に情けなく反抗した。


「あーはいはいそうですか。……ったく、えぐえぐと泣いてんじゃないわよ」


「……泣いてねぇ…」


ホントは少し涙目になっていたが、枕に顔を押し付けて隠した。今となっては遅いが、こんな姿誰にも見られたくない。ある意味沙織でよかった。



「慰めで言ってあげるけど、まだ分からないじゃない。彼女の気持ち、ちゃんと聞いたら?アンタを拒絶した原因。改善の余地、あるかもしれないじゃない」


「……でも……これ以上…傷付きたくない…」


女の子みたいな事を言う俺に、沙織が今日何度目かのため息をついた。


「…でも、知りたいんでしょ?」


「………」


「諦められないんでしょ?」


「………」


「まだ、好きなんでしょ?」


「………うん」


コクリと頷く。それだけは間違いなかった。



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