ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
ズ、ズルイ……?


えぇっ!!何か桐島怒ってる!?

ま、まさか、俺に文句を言うためにわざわざ…?そんな…傷口をえぐるようなことを…。桐島…やっぱり容赦ねぇぜ…。


そんなビクついている俺を、桐島はキッと睨み口を開いた。


「…いつも…無神経なくらい強引で…!!」

…グサッ。


「私の意見は聞かないし…!!勝手に進めるし!!」

……グサグサッ。


「やりたい放題で、適当なことばっかり言って困らせるしっ…!!」

………土下座した方がいいだろうか。


「…そのくせ…肝心な時には弱気で…」

…うんうん。


「……優しいし…いつも私のこと全力で考えてくれるし…っ…」

…うんうん………うん?


「どうしてくれるんですか…っ!?頭の中は…先生のことでいっぱいで…っ…」

……ううんっ??



「……諦めようと…した…のに…っ…」


いつしか、桐島はヒックヒックと泣き始め、その目からは涙が溢れていた。

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