ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
このまま連れて帰りたい……。
マジで。

でも、そうなってしまえば確実に最後まで襲ってしまう…。抑える自信なんてこれっぽっちもない。

さすがにそれはマズイよな…。だってキスだけでぐったりしてるし…。


チラッと覗き込むと、桐島はまだ俺に身体を預けたまま凭れかかっている。

だめだ…頬が緩む…。

嬉しすぎて、ニタ〜とあやしい笑みを浮かべてしまう。端から見たら、さぞ気持ち悪いだろう。


……いや…でも、せっかく想いが通じ合ったんだから、連れて帰ってもいいんじゃねえか?

よし、タクシー呼ぼう。


葛藤する間もなく邪な考えが勝ち、携帯を出そうとゴソゴソ動いていると、桐島が「ん…」と目覚めた。


「せんせ…?」


「おぉ!目覚めたか!ちょっと待ってろ、タクシー呼ぶから」


「タクシー…?」


決定事項といった感じでタクシーを呼ぼうとする俺に、桐島は不可解な表情をしている。


「タクシーって…どこ行くの?」

「どこって…俺んち」


当たり前だというように言い放った俺を、桐島はポカーンと見つめていた。


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