ダイスキ熱愛先生！～溺愛教師の不純!?な個人授業～
「最近三神先生浮かれすぎじゃありませんか？もう強化合宿の予定表組みました？」

俺と栗原先生が話していると、田中先生はこうして必ず邪魔してくる。

……ていうか…

「強化合宿？何ですか？それ」


「は？何言ってるんですか三神先生、毎年の恒例行事ですよ！会議にも出たでしょう！」


田中先生が呆れた顔をしているが……会議？知らねえよ。そんなこと聞いてねえ。

ポカンとする俺の横で、栗原先生がポンと手を叩いた。


「そういえば！三神先生お休みでしたねぇ、あの会議のとき。合宿は今月末の土日ですよぉ。誰からも聞いてないんですかぁ？」


「聞いてなくても年間の行事予定見れば分かることでしょう」


ちょ、ちょっと待ってくれ！合宿って一体何なんだよ！2人で話しを進めないでくれ！


「すみません、把握していなくて…。何なんでしょうか？」


そもそも合宿って何だ？そんな行事があったことすら知らない。

いまだにポカンとした表情のままでいると、知らないの！？と、2人とも驚いた顔で俺を見ていた。


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表紙・目次

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