ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
金一郎は昔から野性の勘が鋭く働く。


「いや?お前の女遊びがめっきりなくなったって噂を聞いて」


誰だよ…そんな噂流してる奴は…。

黙ったままでいる俺に、テレビを観ていたままの金一郎が、お?と振り返った。


「何だ?マジか?」


「ああ…」

まあ、別に隠すつもりはない。そのうち紹介するつもりだったし。

俺の肯定する声に今度は志銅が楽しげに加わってきた。


「実は生徒だったり〜」

冗談っぽくからかいながら放たれた志銅の言葉に、ギクリと身体が再び固まった。


「………」


「………」


え?と金一郎と志銅が顔を見合わせている。




「「マジかッ!!!!」」


2人の声が見事に重なった。

< 254 / 479 >

この作品をシェア

pagetop