ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
「わりぃかよ」

開き直っている俺に、2人が詰め寄ってきた。


「お前それはマズイって!! 犯罪じゃねえかっ!!」

「ついにそこまでいくようになったか!!仮にも今は教師だろ!!」

お前ら…っ!何げに気にしてることをっ!!


「うるせえ!!」


よってたかって否定しやがって!!俺の想いはそんな浅はかなもんじゃねえんだよっ!!怒鳴り散らしたい衝動を抑え、真面目に向き直った。


「…本気なんだよ。そのうち紹介する」

2人とも時間が止まったかのように唖然として俺を見ている。


「はぁっ!?ウソだろっ!?紹介!?」

「紹介って…お前マジなのか?」


今まで彼女を家族に紹介したことはない。もちろん実家に連れてきたことも。それはここにいる目の前の兄弟も同じだった。

家族に紹介するということは、一般的な家庭と違って、三神家では大きな意味を持つ。

ただの彼女ではすまない。
それは…その女性を将来共にする相手として選んだ、ということになる。


「あぁ。マジだ」


ニヤリと微笑み、驚きで固まったままでいる2人を残して「じゃあな」と部屋をあとにした。

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