ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
「なっ…!!」


なんてこと言いやがるっ…!!この外道が…!!

ブチ切れそうな衝動を必死で抑え、なるべく冷静を装って親父に言い返した。


「何を言われようが別れるつもりはありません。もう、心に決めた人ですから」


俺の決意に親父はフッと鼻で笑うだけで、横に控えていた樋口さんを呼んだ。


「樋口、銀次を連れて出ろ。仕事の邪魔だ」


「しかし…」


「樋口」



樋口さんは一瞬迷いの表情を見せながらも、親父の制する言葉には逆らえず、かしこまりました、と小さく呟いた。


「すみませんが、銀次さん…」


こうなってしまえば親父には何を言っても通用しない。まったく聞く耳を持たない。

チッと小さく舌打ちしながら、これ以上はムダだと諦め社長室をあとにした。


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