ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
そして翌日。

勉強会は教室でやると聞きつけたので、放課後こっそりと様子を見に行った。

結局、結衣はクラスの皆との勉強会を選んだ。

たぶん帰りは俺の方が遅くなるから、家の鍵は結衣に預けている。

そのうち合鍵を作っておかないとな…。
結衣が待つ家に帰るのか…。うわ…やばい…顔がにやける。


そんなことを考えつつニヤニヤしながら教室に向かうと、もうすでに勉強会は始まっているようで、いろんな会話が飛び交っている。

ほんとに勉強してんのかよ。やけにうるせえな。

結衣には来るなと言われていたけど、気になってしょうがない。
バレたら怒られるので、窓の隙間からチラリと中を覗き見た。



「なっ…!!」

男女が入り乱れてる!!男子もいるなんて一切聞いてねえぞ!!
聞いていたら断じて許可しなかったのに!!

結衣め…謀ったな…。

ぅわ!しかも清川もいるじゃねえか!!

あいつ受験組だったのか…。強化合宿に来てたかコイツ?結衣しか見てなかったから気付かなかった。


幸い結衣は友人と2人で参考書を開いて教え合っている。清川も他の女子たちとゲラゲラ楽しそうに勉強、というか世間話をしている。2人は接触していない感じだ。


ホーッと安堵の息を吐いた瞬間、一人の男子が結衣に近付いているのが見えた。

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