ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
甘美で柔らかな感触に一瞬で心を奪われ、身体が熱くなっていく。


飽くことなく続けるキスに、次第に結衣の身体からへなへなと力が抜けていった。その様子に唇を離すと、結衣は大きく息を吐き出し、額に汗を滲ませながら必死で乱れた呼吸を整えている。


それに薄く笑い、結衣の髪を優しく撫でながら唇に触れるくらいのキスを落とした。


腕の中に結衣がいるこの瞬間、俺だけのものだという確信がようやく持てる…。


撫でていた髪を耳にかけ、露わになったその肌に唇を這わせた。


「…やっ!ちょっ…せ、せ、先生…!!」

再び身体に力を入れ、腕を押してくる結衣を無視して目の前の耳朶を甘く噛んだ。


「あっ」

俺の行為と、自分があげた声に驚いて、結衣が口元を手でふさいでいる。結衣の表情を伺うと、瞳を潤しながら顔を真っ赤にして、恥ずかしさに耐えているようだった。


「せ、せんせ…っ…」

必死で結衣が抗議をしようとしているが、口元にあるその手を払い、唇で塞いだ。

啄ばむようにキスを繰り返し、結衣が大人しくなったのを確認すると、今度は白く滑らかな首筋に降り、鎖骨の窪み辺りを強く吸い上げた。

ビクリと結衣が身体を震わす。

すぐさま紅く色付いたその痕に満足し、ぺロッと舌で撫でた。それにとうとう結衣は限界を迎えたのか、慌てたように暴れ出した。


少しだけ身体を離して結衣を見下ろすと、涙目で半泣きの顔になっている。



………少し、苛めすぎたかもしれない。


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