ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
本題に入らねえと…。
料理も中盤に差し掛かった頃、いよいよ自分から切り出した。ここにはメシを食いに来たわけじゃない。
箸を置き、咳払いをして藤堂蘭子に向いた。
「藤堂さん、以前にもお話ししましたが、僕にはもう心に決めた人がいます」
俺の言葉に、藤堂蘭子も箸を置いて俺を見つめ返した。何も言わないが、僅かに微笑みを浮かべている。
「ですから、この婚約のお話しはお受けできません」
はっきりと断りを入れると、何がおかしいのか藤堂蘭子はクスクスと笑い出した。
「三神さん、もうこれは個人の話ではすまないところまできてますわよ?」
そう言って、お茶を飲みながら楽しそうな笑顔を浮かべている。
「それは僕も承知です。ですが、こればかりは譲れません。父には分かってもらうまで説得し続けます。…あなたと結婚する気なんて全くありません」
「随分とはっきりおっしゃるのね。さすがに傷つきますわ」
まったくそんな素振りも見せず、藤堂蘭子はクスクスと笑い続ける。
この女も言ったところで通じない…。苛立ちを抱えながら目の前の女を見た。
「それに、こんな僕と結婚したところであなたは幸せになれない。するつもりも、ありません」
「幸せかどうかは私が決めることです」
藤堂蘭子は一瞬だけ鋭い表情を見せたと思ったら、また再び華やかな笑みを浮かべた。
料理も中盤に差し掛かった頃、いよいよ自分から切り出した。ここにはメシを食いに来たわけじゃない。
箸を置き、咳払いをして藤堂蘭子に向いた。
「藤堂さん、以前にもお話ししましたが、僕にはもう心に決めた人がいます」
俺の言葉に、藤堂蘭子も箸を置いて俺を見つめ返した。何も言わないが、僅かに微笑みを浮かべている。
「ですから、この婚約のお話しはお受けできません」
はっきりと断りを入れると、何がおかしいのか藤堂蘭子はクスクスと笑い出した。
「三神さん、もうこれは個人の話ではすまないところまできてますわよ?」
そう言って、お茶を飲みながら楽しそうな笑顔を浮かべている。
「それは僕も承知です。ですが、こればかりは譲れません。父には分かってもらうまで説得し続けます。…あなたと結婚する気なんて全くありません」
「随分とはっきりおっしゃるのね。さすがに傷つきますわ」
まったくそんな素振りも見せず、藤堂蘭子はクスクスと笑い続ける。
この女も言ったところで通じない…。苛立ちを抱えながら目の前の女を見た。
「それに、こんな僕と結婚したところであなたは幸せになれない。するつもりも、ありません」
「幸せかどうかは私が決めることです」
藤堂蘭子は一瞬だけ鋭い表情を見せたと思ったら、また再び華やかな笑みを浮かべた。