ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
その誕生日パーティーで何か企んでいるかもしれない。

藤堂蘭子の怪しい駆け引きに乗ることにしたが、その企みが全く読めない。

了承するのは早まったか…?まとまらない考えがぐるぐると頭の中を巡っていた。


「三神さん?そろそろ授業の準備した方がよろしいのでは?」

「あ、あぁ…そうですね。では、お見送りします」


時計を見ると、あと10分ほどでチャイムが鳴る。次の授業が控えているので、そろそろ準備しなければいけない。帰ると言う藤堂蘭子を見送るため、教室を出た。



「あれ?三神先生?」

「え?」


教室から出た瞬間後ろから男子生徒の声がかかり、藤堂蘭子も同じタイミングでパッと振り向いた。


「高杉…!!」

と、……結衣!!

体育の授業終わりなのか、体操服姿の2人が後ろにいた。

驚きすぎて固まっている俺に、高杉が歩きながらだんだんとこちらに近寄ってくる。


な、なんで結衣と高杉が一緒にいるんだ!?目を見開いて2人の顔を見るが、結衣はすぐに俯いて俺を見ようとしなかった。


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