ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
結衣と会えなかった年末年始は、俺も実家に帰っていた。
忘れそうになっていたが、親父を説得するために。年末年始くらいは家に帰ってくるはずだと思って。
しかし、その予想は見事に裏切られた。
「すみません…社長は今ハワイに…」
電話越しに樋口さんが申し訳なさそうに言っていた。
こんな時に限って、お袋と一緒にハワイ旅行に行ったそうだ。チッと舌打ちをしつつ、不本意だが、休みの間は兄弟3人水入らずで過ごした。どうせ結衣には会えないし。
こいつらも暇だよな…一緒に過ごす相手くらいいねえのかよ…と可哀想に思いつつ、ひたすら結衣を自慢してのろける俺を2人は終始鬱陶しそうにしていた。
そんな年末年始と結衣とのことで平和ボケしていたら、そういえば、と思い出した。
藤堂蘭子の誕生日パーティー、もう来週じゃねえか?はぁ、最悪だ。
もはやパーティーと呼びたくない。俺の中では地獄の祭典だ。
奇しくもそれはセンター試験の最終日と同じ日。頑張った結衣をゆっくり癒すつもりだったのに、ちゃんと時間取れるだろうか。まあ、いざとなったら向こうは早めに切り上げよう。
自宅マンションで待ち伏せされていた以来、藤堂蘭子とは何の音沙汰もない。ある意味幸運なことだが、逆に言えば何の進展もなかった。
忘れそうになっていたが、親父を説得するために。年末年始くらいは家に帰ってくるはずだと思って。
しかし、その予想は見事に裏切られた。
「すみません…社長は今ハワイに…」
電話越しに樋口さんが申し訳なさそうに言っていた。
こんな時に限って、お袋と一緒にハワイ旅行に行ったそうだ。チッと舌打ちをしつつ、不本意だが、休みの間は兄弟3人水入らずで過ごした。どうせ結衣には会えないし。
こいつらも暇だよな…一緒に過ごす相手くらいいねえのかよ…と可哀想に思いつつ、ひたすら結衣を自慢してのろける俺を2人は終始鬱陶しそうにしていた。
そんな年末年始と結衣とのことで平和ボケしていたら、そういえば、と思い出した。
藤堂蘭子の誕生日パーティー、もう来週じゃねえか?はぁ、最悪だ。
もはやパーティーと呼びたくない。俺の中では地獄の祭典だ。
奇しくもそれはセンター試験の最終日と同じ日。頑張った結衣をゆっくり癒すつもりだったのに、ちゃんと時間取れるだろうか。まあ、いざとなったら向こうは早めに切り上げよう。
自宅マンションで待ち伏せされていた以来、藤堂蘭子とは何の音沙汰もない。ある意味幸運なことだが、逆に言えば何の進展もなかった。