ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
口を開けたまま、ポカーンとした表情で沙織は聞いていた。


「んだよ、そのアホ面は」

ったく美人が台無しだな。フッと鼻で笑う。

「……まさか、冗談で聞いたのに…」

俺の言葉も気にせず沙織は何やらブツブツ言っている。

「…はぁ?何なんだよ…」

沙織はこちらを見ながら聞いてきた。

「銀次…あんた気付いてないの?」

「何がだよ」

そう言うと、信じらんない…と呟いていた。


「…で?それから今は…どうなの?」

沙織は情けない表情で聞いてくる。

「だから、さっきから何なんだよ…。…今も別に変わってねぇよ。相変わらずやりにくい。ったく、教師ってのがこんなに大変だったとはな」

ため息をつきながら沙織に言うと、俺を見ながら呆れた表情をしていた。



「銀次……あんたそれ教師とか関係ないわよ…」

「………は?」

何言ってんだ、沙織は。



「あんた、それ………恋してんのよ」


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