ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
ドキドキと緊張しながら答えを待つが、結衣は言いにくそうにして、なかなか口を開かない。


ま、まじでイヤなのか…!?ウソだろっ!?

あんなに一途に愛を確かめ合ったというのに…何か俺に不手際があったんだろうか…?ハンドルを握る手にびっしょりと汗をかき始めた。




「だって先生、ヘタなんだもん」



とか言われたらどうしようっ!!!!マジで立ち直れねえ!!!!

泣く…。

いや、泣くどころじゃねえ。一体誰と比べてるっ!!と嫉妬で怒り狂うだろう。


結衣がそんなことするはずもないのに勝手に1人で妄想を膨らましていると、「だって…」と弱々しい声が聞こえた。



「だ、だって…?」

ちょうど赤信号で停車したので、引きつった顔で、な、何?と結衣を見ながら先を促がした。

結衣も困ったような表情で俺を見つめ返した。



「だって…恥ずかしいんだもん…」

そう弱々しく呟き、結衣は真っ赤な顔して俯いた。


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